MS Office(Outlook)2019 の不具合
自分の頭の整理のために、メモしておきます。
待ちに待った(「2018年11月中旬には MS Office 2019 の日本語版を個人でも入手できる」とDELLかhpがアナウンスしていた)MS Office 2019 をようやく手に入れた。
早速、パソコンにインストールしたが、メールクライアントの Outlook 2019 が不具合を起こして、メールの受信も送信もできなくなった。
これだと困るので、2台のパソコンに計2つインストールしたうちの、一方の Outlook 2019(というより、MS Office 2019全体)をアンインストールしたら、メールが使えるようになった。
いったい何が問題で、何の不具合なのか、すぐには理解できないので、自分の頭の整理のためにメモしておきます。
現時点で、まだ対処の途中です。
簡単な経緯
今回、私は新たなパソコンを購入しました。
旧来のパソコンのスペックが足りなくなって、ずいぶん使いづらくなってしまったからです。
新たなパソコンの購入時に、そのパソコンだけで使える MS Office を組み込んでもよかったのですが、マイクロソフトがいつまで経っても日本語版の Office 2019 を発売しなかったので、先にパソコンだけ購入して、Office 2019 は発売後に別途購入することにしました(その時点ですでに、アメリカでは個人向けに MS Office 2019 は発売されていましたが)。
新しいパソコンを購入して、従来のパソコンと2台並べて使っていたのですが、MS Office に関しては旧来のパソコンにしかインストールされていない状態でした。
あるとき気が付くと、MS Office 2019 の日本語版が発売されていたので、早速購入しました。アマゾンのサイトで発売日は2019年1月21日になっています。私が購入したのは、1月25日の夜です。
購入日の1月25日に早速、MS Office Home and Business 2019 を新しい方のパソコンにインストールしました。
メールについては、それまで私は旧パソコンにインストールしていた Outlook 2010 で受送信していました。
しかし、新パソコンにも MS Office がインストールされたので、新パソコンの Outlook 2019 でもメールの送受信をできるように設定しようとしました。
POPからIMAPへ
それまで私は旧パソコンの Outlook 1つだけでメールを管理していたので、その Outlook 2010 でのメールアカウントはPOPにしていました。
しかし、今後しばらくは2台のパソコンの両方でメールの管理をすることになると予想されたので、POPからIMAPに変更することにしました。
旧パソコンの Outlook 2010 は、それまで使用していたPOPのメールアカウントをIMAPに変更することはできないようだったので、「XXXXXXXX@YYY.com」のような従来の各POPアカウントを「(旧)XXXXXXXX@YYY.com」という名称に変更して、それとは別に新たなIMAPアカウント「XXXXXXXX@YYY.com」を作成することにしました。
まず、旧パソコンの Outlook 2010 で、「XXXXXXXX@YYY.com」のような従来の各POPアカウントを「(旧)XXXXXXXX@YYY.com」という名称に変更しました。
その際、【送受信】>【送受信グループ】>【送受信グループの定義】で、【すべてのアカウント】を【編集】して、旧来の各POPメールアカウントの、「この送受信グループに選択されたアカウントを含める」のチェックを外しました。
その次に、新パソコンの Outlook 2019 と旧パソコンの Outlook 2010 に、各IMAPアカウントを設定しようとしました。
Outlook 2019 でのアカウント設定
先に、新パソコンの Outlook 2019 に、IMAPアカウントを設定したのだったと思います。
私はそれまで Outlook 2010 を使用していたので、Outlook への電子メールアカウントの登録は、「SSL/TLS」「STARTTLS」の選択やポート番号の入力など、素人には難しい作業が含まれていると考えていました。
しかし、Outlook 2019 でのメールアカウントの登録はずいぶんと簡単でした。メールアドレスを入力して、「IMAP」を選択して、そのメールアカウントのパスワードを入力したら、それで完了しました。
これで済んでしまうのか、と困惑してしまいましたが、その時点で、新パソコンの Outlook 2019 において、IMAPで設定したメールアカウントは機能していました。
実際、新パソコンの Outlook 2019 の各IMAPアカウントでは、サーバー上に残っていた14日分(旧パソコンの Outlook 2010 で、POPアカウントのサーバーデータは14日分保存する設定にしていました)の受信メッセージが表示されていました。
旧パソコンへの Outlook 2019 のインストール
次に、旧パソコンの Outlook 2010 に、上記と同じIMAPアカウントを設定しました。
瞬間的に同期されているわけではないためか、設定時に送信メールや削除メールを保存するフォルダの選択に手間取ったりしましたが、最低限の設定はできました。細部までは記憶していませんが、同期している以上、新パソコンの Outlook 2019 と旧パソコンの Outlook 2010 の各IMAPアカウントで、同じかほぼ同じ送受信メッセージが表示されていました。
ただ、その過程で、Outlook 2010 の場合は設定項目が多く、Outlook 2019 とはまったくやり方が異なるため、旧パソコンにも Outlook 2019 をインストールできないか模索しました。
マイクロソフトサイトの説明では、Outlook 2010 であれば、Outlook 2019(Outlook 2016 だったかな?) も同時にインストールできるとのことでした。
実際、購入したばかりの Outlook 2019 は、2台目のパソコンとなる旧パソコンの方にもインストールできました。
ただし、1台目である新パソコンには64bit版をインストールしましたが、旧パソコンの Office 2010 が32bit版であるためか、旧パソコンには32bit版の Office 2019 しかインストールできませんでした。
そして、旧パソコンの Outlook 2019 にも、各IMAPアカウントを設定しました。この時点で、旧パソコンの Outlook 2019 の各IMAPアカウントは機能していたのではないかと思います。
いずれにしても、夜遅かったので、この時点でベッドに入りました。
Outlookが機能しない
翌日に、残りの作業(残りのメールアカウントの処理)を行おうとしたところ、新旧パソコンの Outlook 2010、2019 での、メールの送受信や、サーバーとの同期ができていませんでした。
何が理由かわからないのですが、どうやら Outlook 2010、2019 から、メールサーバーにアクセスできないようでした。
パソコンのコマンドプロンプトで、メールサーバーまで ping を通すと、スムーズにサーバーまで達しました。
Office 2019 をアンインストールしたら直った
いろいろ試したのですが、理由がわからず、前日の確実に機能していたところまで戻すことにしました。
すなわち、2台目のパソコンである旧パソコンにインストールした Office 2019 をアンインストールしました。
この時点で、新パソコンに Outlook 2019、旧パソコンに Outlook 2010 がインストールされている状態です。
ここでメールの送受信テストを行ってみると、無事にメールは届きました。
ただし、それ以前の送受信テストのメールが届くことはありませんでした。Outlook 2019 がいつまでも送受信エラーを表示するので、それらの途上のメールは削除しました。
Outlook 2010 が壊れている
上記のメール送受信テストは、新パソコンの Outlook 2019 で確認していました。無事にメール送受信ができました。
ところが、ふと気が付くと、旧パソコンの Outlook 2010 では、メールの確認ができません。
というより、前日に設定した各IMAPアカウントのメールフォルダを確認しようとしても、「フォルダー展開できません。」「再インストールしてやり直してください。」というエラーメッセージが表示されるだけで、【ファイル】タブをクリックしてみたら、赤色の警告表示で【アップグレード実行中】とか【Outlook Connector のアップグレード】「今すぐアップグレード」とは表示されていても、どのボタンをクリックしても機能しないなど、従来機能していた Outlook 2010 が壊れてしまっていました。
Outlook やパソコンを再起動しても、何も変化ありません。この時点でお手上げになりました。
MS Office 2010 のアンインストール
どう対応してよいのかわからなかったので、旧パソコンの MS Office 2010 をアンインストールして、さらの状態で、MS Office 2019 をインストールし直しました。
改めて旧パソコンの Outlook 2019 でメールアカウントの設定をすると、最低限、メールの送受信は機能するようになりました。
留意事項
Outlook 2019 では、電子メールアカウントの設定の際の入力項目が少なく、なぜそんなに簡単に設定できるのか当初は理解できませんでしたが、要するに、Outlook の方で自動で設定しているだけのことでした。
ですから、間違った設定もします。
いろいろなことろをクリックして一生懸命に探すと、いったん(間違って)自動設定された電子メールアカウントの設定画面が見つかります。
その設定画面での入力項目は基本的に Outlook 2010 のものと同じでした。
このように二段階で設定するしか方法はないように思えました。
また、少なくとも私のケースでは、自動で設定されたIMAPアカウントの送信設定は、暗号方式が SSL/TLS で、ポートは 465 になっていました。
一方で、同じ電子メールに対して、旧来の Outlook 2010 で設定していたPOPアカウントの送信設定は、暗号方式が STARTTLS で、ポート 587 でした。
最終的にはこの旧来の Outlook 2010 でのPOPアカウントは、今後のメール送受信ができないように設定していますが、テストのためにいろいろといじっていたら、従来の STARTTLS、587 の設定ではメールサーバーにアクセスできませんでした。
SSL/TLS、465 に変更したら、アクセスできました。
最近のコメント