ファーストレディーが上院議員選挙に出馬する。

なんてこった。

それも地元のアーカンソー州からではなく、アメリカ合衆国の中心ともいえるニューヨーク州から。

こんなの、自ら大統領を目指していると言ってるだけじゃないか。

もちろん、アメリカでこれまで女性が大統領になったことはない。

ファーストレディーを8年間務めて世界中の誰もが知ってる超有名人。そのうえ、かつては全米トップ100弁護士にもランクインしたハイキャリア。ヒラリー・クリントンこそがアメリカ初の女性大統領にふさわしいと考えられていたことは間違いない。

けど、ちょっと、権力欲に凝り固まり過ぎてるんじゃないか?

ルドルフ・ジュリアーニが癌にかかって出馬を取りやめ、2000年11月ヒラリーはなんなくニューヨーク州上院議員に当選したが、何か違和感が残った。

ヒラリーは、将来の大統領選出馬をめざし、自らの政策を左翼から中道へと切り替えていった。

そして、満を持して2008年アメリカ大統領選に出馬した。当初は民主党内では最有力候補だった。

どうしてあの時、ヒラリーはオバマに負けてしまったのか。
バラク・オバマが8年間大統領をやってる間に、中国はアメリカに対抗できる国になってしまった。

もしヒラリーが勝っていたら、表向きの親中姿勢とは何の関係もなく、ヒラリー大統領は中国をきつくきつく締めあげていたはずだ。ヒラリーの本質は権力欲だ。覇権国アメリカに対抗してくる国を、徹底的に抑え込もうとしたはずだ。

2008年大統領選の民主党予備選挙は、ヒラリー対オバマのデッドヒートになった。
オバマに勢いはあった。
しかし、微妙なところで問題だったのは、やはりヒラリー個人の人格ではないだろうか。

ヒラリーが選挙遊説のための移動の飛行機内で、同行記者団に自らアメを配っているニュースが、当のマスコミから配信された。

何を言っているのか?
マスコミがヒラリーを嫌って、オバマに好意的な記事ばっかり書いていたのだ。だから、「なんとかしてよ~」ということで、ヒラリーが自らアメを配ったわけだ。

民主党予備選でほぼ結果が出ても、ヒラリーはいっこうに撤退しなかった。最後まであきらめきれなかったようだ。

オバマが民主党の大統領候補になったとき、ヒラリーを副大統領候補にすれば「ゴールデンコンビ」で絶対に本選で共和党に勝てるといわれていた。
しかし、自らの権力欲を無残に打ち破られてしまったヒラリーが応じるわけはなかった。

オバマが本選で勝利した後には、少し冷静になったのか、オバマ政権の国務長官ポストを引き受けた。

オバマ政権発足当初は、オバマよりもヒラリーの方が目立っていたし、格上の政治家とも見られていた。ヒラリーはその4年間でしっかりと実績を残した。

2016年の大統領選挙ではヒラリーは69歳になっている。果たして、最後のチャンスにガラスの天井を打ち破ることができるか?